「陰」と「陽」のメカニズム

陰と陽って?

ご存知の通り、この世には陰と陽が存在しますね。

「太陽と月」「昼と夜」「善と悪」「男と女」「光と陰」「表と裏」
「静と動」など。。。

私達が意識していなくとも、この二つが常に絡み合い、
日々バランスを取りあっています。

ということは、良いことばかり永遠に続くこともなければ、
悪いことばかりが続くこともないのです。
そして、ここが大切です!今自分の身に起きている「最悪」と思える出来事も、
考え方次第で最悪どころか、成長につながる大切な起爆剤になる可能性があるのです。

松下幸之助さんの場合

「自分は運が良かった」と言える男

日本を代表する成功者の松下幸之助さん、この方の話は有名ですね。

松下幸之助さんですが、公的にはきらびやか成功の人生ですがその裏面には私的な苦悩の生い立ちがあります。幸之助さんは3男5女の末っ子でした。父親は11歳の時に、母親は18歳の時に亡くし、兄、姉もはやく26歳で長姉も亡くしており、おまけに長男も1歳にも満たずして亡くしています。

松下幸之助さんは、成功の秘訣を聞かれて3つのことをあげています。

貧しい家庭に生まれたこと
学歴が無いこと(小学校中退)
身体が病弱であること
肉親を早くに亡くしていることとも加えて、物事の本質を深く考えることが自分を律する術となって経営者としての人柄が形成されて行ったようです。

そんな松下さんですが「自分は運が良かったから成功した」と言い、社員の採用面談の最後に「あなたは、運がいいですか」と問いかけ「運が悪いです」と答えた人は採用しなかったそうです。

 

 ※MAG2NEWS 「なぜ、松下幸之助は「運が悪い」と答えた人間を不採用にしたのか」より

人間とは、環境のせいにしたがる生き物

学歴、病弱な体、生い立ち、一見何もかもが不利に思えることなのに、
自分は運がいいと言い放った松下さん。

私達にとって自分がダメな人間と認めることは辛いことです。
人間は惨めな気持ちを味わうことを嫌う傾向がありますので、
惨めな自分、情けない自分の姿などはできるだけ見たくもないのです。

そのため、大抵は自分のせいではなく、環境のせいにしたがるのです。
環境のせいにすることにより、自分には非がないと言い訳し、
惨めな自分から目を背けたいのです。
「自分のせいではなく、この環境のせい」
行動しない人たちの典型的な言い訳ですね。
決して自分のせいにはしたくないのです。

 

 

 

 

 

例えば自分に行動する勇気がなく、くすぶっているとします。
そんな中、あなたの周りの友人知人が、あなたの夢にまで見ていた生活を
手に入れたとします。
そんな時、「私だって!」「なんであの子が!」「私より格下なのに!」
このような嫉妬の感情が沸き起こってくるかもしれません。
私は「じゃああなたもそうなれるように頑張りましょうよ」、
と言いたいところですが。

嫉妬するということは、相手より自分が劣っているということを
認めることになります。
なのでプライドの高い人は自分が嫉妬していることは認めたがらないのです。
自分が相手より劣っている。。。

このことは、間違いなく自分を惨めな気持ちにさせます。
ですので、うだつの上がらない今の自分の状況を作り出してるのは、
自分ではなくこの環境が悪い、条件が悪いと言い聞かせてしまえば
自分が傷つくこともなく、自分のせいじゃないという言い訳ができ、面子を保てるのです。
しかし、そこに成長はあるのでしょうか?
あなたはそれで満足でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

そういった意味では、松下さんは全てのマイナスと思えることをプラスに
見事転換できる達人だったのではないのでしょうか?
だからこそあれだけの成功をされたのではないでしょうか。
元から恵まれていたら、ここまで貪欲にはなれなかったかもしれませんね。

陰と陽の両面に目を向ける

人の表面だけで判断しない

私の今までの傾向ですが、
どん底くらいまで自分の運が落ちきった後は、大抵そこからは
一気に運気が上がるような気がします。

私の周りもそんな方が多いです。私の周りにいる、
ビジネスで大成功されてらっしゃる方達も、
路頭に迷うくらいのどん底から上り詰めてきた人が少なくありません。

 

前回嫉妬についての記事を書きましたが、自分では行動せず、
一方的に相手を妬む人というのは
相手の「陽」の部分だけに目を向けている可能性があります。

そもそも大抵の場合、
成功している人やキラキラ輝いている人達は、
幾つもの困難を乗り越えてきて今があったり、
人知れず努力を重ねてきているものです。
経験を積んでいるのです。

また、表面上は成功していて
幸せいっぱいそうに見えるかもしれませんが、
実はそうではないかもしれませんし、
辛いことを表に出していないだけかもしれません。

「陽」だけではない「陰」の部分があるかもしれないということです。

人の性格によりますが、自分の大変さをアピールして、
「私の大変さをわかって!私に共感して!」オーラ全開の人もいれば、
辛さを人に見せない人も同じように存在します。
努力家の成功者はほぼ後者のタイプであることは明らかでしょう。

 

 

 

 

 

また、相手に対する尊敬や憧れを通り越して嫉妬してる方達は、
大抵はいい部分(つまり輝いている陽の部分ですね)にしか目を向けていないことが
圧倒的に多いです。そういった方達の特徴ですが、
「じゃあ自分もやってみたら?」とこちらがけしかけても、
大抵出来ない理由をいくつも並べて言い訳して、行動にはうつしません。
もう、ほぼこのタイプですね。

 

自分で陰陽のバランスをとる方法

私の尊敬するビジネスで成功されてらっしゃる先生ですが、
この方は白バイに捕まると「ラッキー」と思うそうです。
それは、捕まることによってバランスをとるという考えです。
つまり、自分のたまっているプラスの部分のバランスを取るために、
マイナスのことも起きる。そしてその結果さらにまた大きなプラスの出来事を
呼び寄せるという具合です。

白バイに捕まるという出来事は、普通は人にとって嫌な出来事=マイナスな出来事なので、
じゃあ今度はいいことが起きるぞ!というわけです。

自分でプラスとマイナス(陰と陽)のバランスをとる方法として、
他にも良いことが続いた後は寄付をしたり、
人に奢ったりして自ら人に与えることによってバランスを取られるかたも
いらっしゃいますよね。

 

 

 

 

 

私も時々は今までの感謝の気持ちとして、願いを叶えるブレンドオイルを
通常よりお得な価格で販売したりもしますし、時には寄付もします。
道端に落ちているゴミを拾ったり、いつもより念入りに掃除してみたり。
小さなことでもいいので意識してみて損はないでしょう。

この世の中は、いいことばかりでなく、悪いことも起きます。
いいとこばかりしか見えないように見えても、
必ず陰の要素もどこかにあるはずです。

いいことが続いたらぜひ周りにも循環してあげてくださいね。

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